アカメ物語2

 

~カワウソの詩~

 佐藤 亮 サトウ アキラ

 

古いアルバムを開くと、最後に釣った赤目の写真の横に05.7.18と記してある。

 

12年前、アカメの聖地『四万十川』で撮った写真だ。

 

 

 

当時、高知県南西部では、いまだ『カワウソ』が生息しているのではないかと

 

ささやかれた時期でもあった。

 

実をいうと、私もその痕跡と思われる出来事に遭遇していた。

 

カワウソを探す地元の熱心な方の話を聞き、まだ生息しているのではと

 

思わずにはいられなかった。

 

しかし、2012年ニホンカワウソは絶滅種に指定された。

 

昭和まで生息していた哺乳類が指定されたのは初めてのことである。

 

 

20177月某日

 

高知市から来たアングラーとアカメについて熱く語り、竿を並べた。

 

深夜1時過ぎ、最初に彼のロッドが弧を描いた。

 

彼はその魚体をていねいに扱い、そして見送った。

 

少し休憩をはさみ、東の空がわずかに白みだした頃

 

また、彼のロッドが弧を描く。

 

浦戸湾で培った実績が何かを感じ取っているように私には見えた。

 

辺りが次第に明るくなり

 

ようやく私の20年ほど前に愛用していたミノープラグにヒットした。

 

ロッドティップより数十センチ先でのバイトだった。

 

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12年ぶりに出会ったルビーレッドの瞳の輝きが私の心を震わせた。

 

そのアカメを見送り、すっかり明るくなった水面を見渡すと

 

わずかなヨレとボラの波紋が、まだチャンスがあることを予感させる。

 

『ヤツは何かを追っている!』

 

ミウラデザイン(アロウズ・レア)に替えリトリーブスピードを上げる。

 

そして、喰った!

 

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ゆっくりと岸に寄せ、私の前に横たわったアカメに

 

山の稜線から顔を出した太陽の陽が差し、より一層ルビーレッドの瞳が輝いた。

 

 

かつて、その瞳に映っていたであろうカワウソの泳ぐ姿を

 

もう二度と映すことはないのかもしれない。

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